モンキー125の絞りハンドルに関心のある方は、愛車をさらに個性的にカスタムしたいと考えているはずです。本記事では、見た目を引き締めるドレスアップ効果や、絞りハンドルによる操作性の変化、取付方法や必要な工具、作業時の注意点までを詳しく解説します。また、人気のメーカーやおすすめ商品も紹介し、比較ポイントも押さえているので、初心者でも安心して選べます。絞りハンドルに興味のある方はぜひ参考にしてください。
モンキー125絞りハンドルの魅力
* カスタムでドレスアップする魅力
* 操作性の変化とライディング感覚
* 人気のメーカーとおすすめ商品
カスタムでドレスアップする魅力
モンキー125に絞りハンドルを装着することで、最も顕著に感じられる変化は「見た目の個性」です。純正ハンドルのシンプルな形状とは異なり、絞りハンドルは内側に向けて角度がついた独特のフォルムを持っており、これがバイク全体のシルエットをシャープに引き締めてくれます。このため、クラシックバイク風の雰囲気やカフェレーサーのようなスポーティな印象を加えたい人にとっては、非常に有効なカスタム手段となります。
多くの場合、カスタムパーツの中でもハンドルは目につきやすい位置にあるため、バイクの第一印象に大きな影響を与えます。特に、ドレスアップを重視するユーザーにとっては、「自分だけのスタイルを作り上げる」うえでハンドル交換は欠かせない要素です。
ただし、見た目重視で選んだ結果、ライディングポジションが合わなくなるケースもあるため、実用性とのバランスも考慮して選ぶことが大切です。こうして、絞りハンドルはカスタムの入り口としても、完成度を高める最終仕上げとしても、多くのライダーから支持を集めています。
操作性の変化とライディング感覚
絞りハンドルに交換すると、ライディングポジションに変化が生じるため、操作性や乗り心地にも影響を与えます。一般的に、絞りハンドルは幅がやや狭く、グリップ位置が内側に寄るため、自然と前傾姿勢に近づきます。このポジションによって、上体の重心が前に移動し、ハンドル操作がよりダイレクトに感じられるという特徴があります。
これは特にワインディングロードなどのカーブが多い道で、軽快なハンドリングを楽しみたいライダーにとって有利に働きます。スロットルやブレーキ操作も体重移動と連動しやすくなり、ライディング全体に一体感が生まれます。
一方で、前傾姿勢が苦手な方や長距離ツーリングを想定している場合には、腕や背中にかかる負担が増える可能性もあります。また、手首の角度が変わることで、長時間の運転では疲れを感じる場合もあります。
このように、操作性の変化にはメリットとデメリットが存在するため、自身の体格や用途に合った絞り角、ハンドル高さを選ぶことが重要です。
あと、全くお勧めしませんが、すり抜けがしやすいです。
人気のメーカーとおすすめ商品
モンキー125用の絞りハンドルを選ぶ際、信頼できるメーカーの商品を選ぶことは非常に重要です。なぜなら、ハンドルは走行中の操作を左右する部分であり、剛性や精度の低い製品を選んでしまうと、安全性にも関わってくるからです。
特に人気なのは、国内メーカーであるハリケーン(HURRICANE)です。同社は加工精度が高く、ラインナップも豊富で、初心者から上級者まで幅広いライダーに支持されています。例えば「セミ絞りハンドル」や「ナロー2型」などは、モンキー125のスタイルに自然にマッチしやすく、カスタム初心者でも取り付けしやすい構造になっています。
また、PMC(ピーエムシー)もクラシックバイク向けカスタムに強みがあり、美しいクロームメッキの仕上げが特徴です。カフェレーサー風の仕上がりを目指すユーザーには特におすすめです。その他にも、ZETAやEFFEXなど、スポーティ志向や微調整にこだわるユーザー向けのブランドもあります。
このように、人気のメーカーごとに特徴が異なるため、単に価格だけで選ぶのではなく、自分の理想とするスタイルや乗り味に合わせて製品を比較することが重要です。
後の章で一覧表を出しておきます。
モンキー125絞りハンドル取付方法
* 取付方法の基本と必要な工具
* モンキー125の絞りハンドル取付方法
* 作業時の注意点と安全確認
* 商品選びと比較のポイント
* 製品選びのポイント
取付方法の基本と必要な工具
モンキー125に絞りハンドルを取り付けるには、いくつかの基本的な作業工程と専用工具が必要になります。まず行うべきは、純正ハンドルの取り外しです。グリップやミラー、レバー、スイッチボックスなどを一つひとつ丁寧に外していきます。
このとき、バーエンドキャップにはネジロック剤が使われていることが多く、固く締まっている可能性があります。こういった場合はショックドライバーのような工具を使って対応すると、無理なく外すことができます。
その後、新しい絞りハンドルを仮止めしながら、ハンドルクランプの位置や角度を微調整します。スイッチボックスの取り付けには位置決めピン用の穴あけが必要になることもあり、この作業には電動ドリルやポンチなどの工具が役立ちます。
また、取り回しを考慮してスロットルケーブルや配線のテンションも確認する必要があります。取り付け作業全体においては、ソケットレンチやトルクレンチも必須アイテムです。安全に仕上げるためにも、すべてのボルトは規定トルクで確実に締め付けましょう。
モンキー125の絞りハンドル取付方法
1. 純正ハンドルの取り外し
グリップ、スイッチボックス、ミラー、レバー、バーエンドキャップを外します。バーエンドキャップはネジロック剤が使われている場合が多く、固くて外れにくいことがあります。ショックドライバー(叩いて回す工具)を使うと外しやすいです。
2. 新しい絞りハンドルの装着
ハンドルクランプで絞りハンドルを仮止めし、角度や位置を調整します。スイッチボックスやレバー、ミラーなどを元通りに取り付けます。スイッチボックスの位置決めピン用の穴が必要な場合は、ハンドルに穴あけ加工が必要です。スロットルケーブルや配線の取り回しを確認し、引っ張りや干渉がないかチェックします。
3. バーエンドキャップの取り付け
純正バーエンドが再利用できる場合もありますが、ハンドル内径(14mmが一般的)に合う汎用品を選ぶ必要があります。
4. 最終チェック
ハンドルの固定ボルトやレバー、スイッチ類の取り付けトルクを規定値で締め付けます。ハンドルを左右に切った際にケーブルやホースが突っ張らないか、干渉しないか確認します。
注意点
・バーエンドキャップの取り外しが固い場合が多い(ネジロック剤が使われているため)。
・スイッチボックスの位置決めピン用の穴あけが必要な場合がある。
・ハンドル内径に合うバーエンドを選ぶこと(14mmが一般的だが個体差あり)。
・ケーブルや配線の取り回しに注意。ハンドル幅や高さが大きく変わる場合は、ケーブル類の延長タイラップの取り外しが必要な場合もあります。
・各部のボルトは必ず規定トルクで締め付ける。
・自信がない場合はバイクショップに依頼するのが安全。
必要な工具一覧
・六角レンチ(アレンキー):ハンドルクランプやスイッチ類の取り外し・取り付けに使用。一般的に4mm、5mm、6mmサイズが多い。
・レンチ・スパナ(10mm、12mm、14mm):ハンドル固定ボルトやミラー、レバーの脱着に使用。
・プラスドライバー(#2):スイッチボックスやアクセルホルダーの取り外しに必要。
・ソケットレンチ(ラチェット付き):ハンドルポストの固定ボルトの脱着に便利。
・トルクレンチ:ハンドルやレバーの固定ボルトを規定トルクで締め付けるために必須。
・ポンチ:スイッチボックスの位置決めピン用の穴あけガイドを作る際に使用。
・電動ドリル:スイッチボックスのピン用穴あけ加工に使用。
・カッターまたはニッパー:結束バンド(タイラップ)のカットや配線整理に。
・パーツクリーナー:ハンドルバーの取り付け部清掃やグリップ装着時の滑り止めに。
・布やタオル:作業中の傷防止や汚れ拭き取り用。
注意点
作業前に配線やワイヤーの状態を確認し、必要に応じて延長ケーブルやブレーキホースを用意してください。
ハンドルの穴あけ加工が必要な場合は、ポンチと電動ドリルを使って正確に作業しましょう。
トルクレンチで規定トルクを守ることが安全・確実な取り付けのポイントです。
これらの工具を揃えておくと、絞りハンドルの交換作業がスムーズに進みます。
作業時の注意点と安全確認
ハンドル交換作業においては、単純に取り付けができれば良いというわけではありません。見た目や操作性に関わるパーツである以上、安全面に配慮した施工が求められます。
まず最も注意したいのは、ケーブル類や配線の取り回しです。ハンドルの幅や高さが変わることで、元々の長さでは届かなくなるケースがあります。このようなときは、無理に引っ張るのではなく、延長ケーブルを用意するか、タイラップで止められている配線の取り回しを調整することが求められます。
また、スイッチボックスのピン穴加工もズレが生じやすく、少しのズレでもボックスの傾きに繋がるため、事前に位置をしっかりマーキングしてから穴あけを行うことが大切です。
他にも、バーエンドが再利用できるかどうかも確認ポイントです。ハンドル内径のサイズによっては適合しない場合があるため、事前にサイズを測っておき、必要に応じて汎用品を選ぶことをおすすめします。
このように、取り付け作業は一見シンプルに見えても、細かい注意点が多くあります。少しでも不安がある場合は、専門ショップに依頼することで、より安心してカスタムを楽しむことができます。
商品選びと比較のポイント
以下に、主要メーカーごとの特徴と代表的な絞りハンドル製品を表にまとめました。製品選びの参考にしてください。
人気のくるくるハンドルメーカーと商品一覧
商品名 | 特徴 | 価格帯 | 公式サイト | |
---|---|---|---|---|
SNIPER | クルクルハンドル SP0167 | モンキー125およびDax125に対応。純正スイッチやケーブル類をそのまま使用可能。 | 約33,000円 | 公式サイト |
Gクラフト | くるくるハンドル | 高品質なアルミ製で、精度の高い仕上がり。 | 約33,898円 | 公式サイト |
TWR | クルクルハンドルバーキット | 折りたたみ機能付きで、収納や持ち運びに便利。 | 約36,800円 | 公式サイト |
特徴・おすすめポイント | 代表的な商品例 | |
---|---|---|
ハリケーン(HURRICANE) | 国産で加工精度が高く、ラインナップも豊富。初心者から上級者まで安心して選べる。 | セミ絞りハンドル、ナロー2型 |
ZETA(ジータ) | 剛性が高く、振動軽減やダイレクトな操作感を重視。スポーティでスタイリッシュなデザインが特徴。 | スペシャライズドハンドルバー |
OVER RACING(オーバーレーシング) | アルミ削り出しの高品質パーツが魅力。セパレート風でスポーツライディングに向く。 | スポーツライディングハンドルキット |
PMC(ピーエムシー) | クラシック系やカフェレーサー向けのデザイン。仕上げが美しく、品質も高い。 | YB絞りハンドル |
EFFEX(エフェックス) | 幅広いスタイルに対応。バリエーションが多く、細かなポジション調整が可能。 | SUPER BARシリーズ |
製品選びのポイント
・対応モデルの確認: 購入前に、お持ちのモンキー125の型式(例:JB02、JB03)に対応しているかを確認してください。
・素材と仕上げ: アルミ製やステンレス製など、素材によって耐久性や見た目が異なります。
・機能性: 折りたたみ機能の有無や、純正パーツとの互換性など、使用目的に応じた機能を確認しましょう。
・価格と品質のバランス: 予算内で、信頼性の高いメーカーの商品を選ぶことをおすすめします。
絞りハンドルを選ぶ際には、価格やデザインだけでなく、自分のライディングスタイルや体格、用途に合わせた選択が重要です。なぜなら、見た目が気に入っていても、実際に乗ってみるとポジションが合わず、疲労感が増してしまうことがあるからです。
まず確認したいのは、ハンドルの「幅」「高さ」「絞り角」です。例えば、絞り角がきつすぎると手首への負担が大きくなり、逆に絞り角が緩すぎるとノーマルとあまり変わらない印象になることもあります。
単に「かっこいいから」という理由だけでなく、実際の走行性能や自分の使い方に合うかどうかを意識して選ぶことが、満足度の高いカスタムにつながります。
モンキー125 絞りハンドルカスタムのポイントまとめ
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見た目の個性を強調できるカスタムである
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カフェレーサーやクラシックな雰囲気を演出できる
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ハンドル位置が変わりライディングポジションが前傾になる
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ハンドリングがダイレクトに感じられるようになる
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ワインディングや峠道での操作性が向上する
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長距離走行では腕や背中に負担がかかることもある
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絞り角やハンドル幅の選び方で快適性が変わる
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国内メーカーの製品は精度や信頼性が高い
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ハリケーンやPMCなどが特に人気のメーカーである
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純正スイッチやケーブルとの互換性が重要になる
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スイッチボックスの固定には穴あけ加工が必要な場合がある
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バーエンドキャップの再利用には内径の確認が必要
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ハンドル交換には専用工具やトルク管理が必要となる
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作業前にケーブルや配線の余長を必ず確認する
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デザイン性と実用性のバランスを考慮して商品を選ぶべきである