CT125 ハンターカブ 太いタイヤにする方法と装着時の注意点まとめ

ハンターカブ タイヤ 太い HONDA
この記事は約14分で読めます。

ハンターカブの魅力をさらに引き出すカスタムのひとつに、タイヤを太くする方法があります。見た目の迫力を増すだけでなく、オフロードでの安定性向上にもつながるため、多くのライダーが興味を持つポイントです。しかし、サイズ選びや装着時の注意点を知らずに進めると、思わぬ干渉や不具合が発生する可能性もあります。この記事では、ハンターカブのタイヤを太くしたいと考えている方向けに、おすすめのサイズや具体的な変更方法、装着時の注意点などをわかりやすく解説します。初めてのサイズアップでも失敗しないための知識をしっかりお届けします。

この記事のポイント
* ハンターカブに装着可能な太いタイヤのサイズ
* サイズアップ時のメリットとデメリット
* 干渉を防ぐための具体的な対策方法
* おすすめの太いタイヤやチューブの選び方

ハンターカブ タイヤ太くする方法

* 純正タイヤサイズと対応上限
* おすすめの太いタイヤサイズ
* サイズアップのメリットと注意点
* 干渉対策に必要なパーツと工具
* 太いタイヤ装着時の確認ポイント

純正タイヤサイズと対応上限

ハンターカブ 純正タイヤサイズと対応上限

ハンターカブ(CT125)の純正タイヤサイズは、前後ともに「80/90-17」で、リム幅は1.6インチです。これはおおよそタイヤ幅が80mmに相当し、純正タイヤとしてバランスよく設計されています。しかし、「見た目をワイルドにしたい」「オフロードでの走行安定性を高めたい」といった目的で、より太いタイヤへの変更を検討する方が増えています。

一般的に、純正リムに適合するタイヤサイズとして無難なのは「3.00-17」までとされており、このサイズであればフェンダーやチェーンカバーに大きな加工をせずとも装着可能です。ただし、フロントに関してはフェンダー裏の袋ナットがタイヤと干渉するケースがあるため、ナットの交換が必要になる場合があります。また、「3.25-17」も物理的には装着可能ですが、フェンダーやサスペンション、センタースタンドなど複数箇所に干渉するリスクが高くなります。

そのため、タイヤのサイズアップを考える際は、まず自分のバイクの現状(純正パーツのままかカスタムしているか)を正確に把握し、適合サイズの上限を理解した上で判断することが重要です。タイヤの幅が変わることで、ハンドリングや足つき、燃費、さらにはスピードメーターの表示にも影響が出ることを念頭に置きましょう。

 
 
 
 
 
この投稿をInstagramで見る
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

クロマメ(@ppap.ppap.ppap4)がシェアした投稿

おすすめの太いタイヤサイズ

ハンターカブ おすすめの太いタイヤサイズ

ハンターカブのタイヤサイズアップを検討している方にとって、最も手軽で人気の高い選択肢は「3.00-17」です。純正の80/90-17(メトリック表示)から1サイズ上がるこのサイズは、見た目に迫力が出る上に、装着に大きな改造を必要としない点が魅力です。

このサイズのタイヤには、ダンロップ「K350」やIRC「GP-1」、シンコー「SR244」などがあり、用途やデザインによって選ぶ楽しみもあります。例えば、オンロード寄りのツーリング用途にはK350が、オフロード寄りにはGP-1やSR244が適しています。

また、リアに限って言えば「3.25-17」も選択肢になりますが、このサイズになると装着後のクリアランスが非常に狭くなり、特に荷重がかかった際のフェンダーとの干渉が懸念されます。さらに、センタースタンドに干渉してしまい、スタンドの使用が難しくなるケースも報告されています。

一方、チューブもタイヤサイズに合わせて交換する必要がある点を見逃してはいけません。3.00サイズのタイヤには「2.75:3.00-17」対応のチューブを選ぶことで、安全かつ快適に走行できます。

結果として、手軽なカスタムであれば「3.00-17」が前後ともにおすすめです。よりゴツさやオフロード性能を重視する場合は、装着に際して工夫が求められる「3.25-17」も選択肢に加えて検討してみてください。

 

 

 

サイズアップのメリットと注意点

ハンターカブ サイズアップのメリットと注意点

タイヤを太くすることには見た目の迫力だけでなく、走行性能においてもいくつかのメリットがあります。例えば、接地面積が増えることで直進時の安定性が向上し、特に砂地や悪路といった不整地では、太いタイヤの方が走破性に優れている傾向があります。これは、オフロード走行を多く行うユーザーにとっては非常に大きな利点です。

また、タイヤが太くなることで「ハンターカブらしさ」がさらに強調され、アウトドア志向の見た目に仕上げられるため、カスタムを楽しむライダーに人気があります。

一方で注意すべき点も少なくありません。まず、タイヤ幅が増すことでハンドル操作が重くなり、小回りの効きが悪くなることがあります。加えて、タイヤ外径の増加により車高が上がるため、足つきが悪くなるというデメリットも存在します。これは特に身長が低めのライダーにとっては大きな問題となり得ます。

さらに、純正設計ではないサイズのタイヤを装着するため、スピードメーターの表示が実際の速度とズレてしまう可能性があります。加えて、車検や保安基準に抵触するリスクがあることから、公道での走行前には必ず確認が必要です。

これらを踏まえると、タイヤサイズアップは魅力的なカスタムである一方で、適切な知識と準備が求められる作業であることがわかります。

干渉対策に必要なパーツと工具

 

太いタイヤを装着する際には、フェンダーやチェーンカバーとの干渉が問題になるケースが多くあります。このような場合、干渉を防ぐための対策として「スペーサー」「ワッシャー」「リフトアップステー」などのパーツが有効です。

例えば、フェンダーとタイヤの間隔が狭く、泥や小石が詰まりやすい場合には、フェンダーの取り付け位置を上げるためのリフトアップステーを使用することで、クリアランスを確保できます。また、チェーンカバーにタイヤが擦れる場合には、取り付け位置をスペーサーやワッシャーで微調整するだけで改善するケースもあります。

加工が必要な場合は、干渉部分をヤスリやカッターで削るなどの対処が考えられます。ただし、部品の強度や安全性に関わるため、慎重に作業することが重要です。必要な工具としては、スパナやレンチ類、ソケットレンチ、六角レンチ、ヤスリなどがあると便利です。

一部では、ワイドタイヤ対応の社外フェンダーやチェーンカバーが販売されており、それらに交換することで干渉問題を根本から解決する方法もあります。これらのカスタムパーツは、オフロード向けに設計されていることが多いため、外観の雰囲気を損なうことなく干渉対策が可能です。

干渉の有無は見た目だけでは判断できないことも多いため、タイヤ交換後は必ず手でタイヤを回して、実際に接触していないかを確認しましょう。

太いタイヤ装着時の確認ポイント

ハンターカブ 太いタイヤ装着時の確認ポイント

太いタイヤを装着する際には、事前に確認しておくべき重要なポイントがいくつかあります。まず確認すべきは「クリアランスの確保」です。フェンダーやチェーンカバー、センタースタンドなどの周辺部品とタイヤが接触していないか、特に走行時にサスペンションが沈み込んだ際の干渉リスクに注目する必要があります。

次に重要なのは「リム幅との適合」です。ハンターカブの純正リム幅は1.6インチであり、これに適合するタイヤ幅には限界があります。3.00サイズまでは基本的に対応しますが、3.25サイズとなると許容リム幅を超えるため、走行中の安定性や安全性に影響が出る可能性があります。

また、チューブのサイズも重要です。太いタイヤを装着する際には、タイヤサイズに適合するチューブに交換する必要があります。例えば、3.00サイズのタイヤには2.75〜3.00-17対応のチューブを選ぶことが基本です。

さらに、スピードメーターの誤差や加速性能、燃費への影響も確認事項に含まれます。サイズアップにより外径が大きくなると、スピードメーターの表示が実際より遅くなりがちです。また、加速が鈍くなる傾向があり、坂道発進などに影響が出ることもあります。

最後に、安全面のチェックも怠らないようにしましょう。取り付け後は、ネジやボルトの締め付けを再確認し、走行中に緩みや異音がないか、試走してチェックすることが大切です。これらの点を丁寧に確認することで、安全かつ快適なタイヤサイズアップを実現できます。

ハンターカブ タイヤ太くするおすすめ

* 人気の3.00サイズ装着実例
* 3.25サイズ装着の可否と加工
* 太いタイヤに合うチューブ選び
* カスタム派におすすめのブロックタイヤ
* タイヤ交換後の乗り心地と影響

人気の3.00サイズ装着実例

 

3.00サイズのタイヤは、ハンターカブで最もポピュラーなサイズアップの選択肢として広く知られています。このサイズは純正の80/90-17より一段階太く、見た目の迫力が増すだけでなく、オフロード走行での安定感も向上すると言われています。実際、多くのオーナーがこのサイズを選び、ブログやSNS上で装着写真や走行レビューを共有しています。

例えば、IRCのGP-1やシンコーのSR244は、3.00サイズで特に人気の高いタイヤです。GP-1は中程度のブロックパターンで街乗りから未舗装路まで対応しやすく、SR244はよりゴツいブロックで悪路のグリップ性能が高く評価されています。これらはハンターカブのリム幅1.6インチにも適合し、フェンダーやチェーンカバーとの干渉も比較的少ないため、初めてサイズアップする方にも扱いやすいタイヤと言えるでしょう。

ただし、前述の通りフロントのフェンダー裏にある袋ナットとの干渉リスクがあるため、ナット交換などの対策は必要です。また、チューブも3.00対応品への交換が推奨されます。こうした点をクリアすれば、大がかりなカスタムをせずとも3.00サイズへのアップグレードが可能です。

結果的に、ハンターカブに3.00サイズのタイヤを装着することは、見た目のカスタム性と実用性を両立させた、非常にバランスの良い選択肢としておすすめできます。

3.25サイズ装着の可否と加工

 

3.25サイズのタイヤは、ハンターカブに装着できるかどうかが度々話題になります。理論上はリム幅1.6インチに対してオーバーサイズであり、推奨されるリム幅を超えてしまいます。しかし、実際には工夫と加工を施すことで装着したという例も存在します。

リアについては比較的装着しやすく、センタースタンドやリアフェンダーとの干渉を軽減するための工夫(フェンダー裏のボルトを交換する、泥除けプレートを外すなど)を行えば、取り付け可能な場合があります。一方でフロントは難易度が高く、特にフェンダーとの隙間が極めて狭くなるため、フェンダーをリフトアップするステーを追加するか、フェンダー自体を取り外すなどの対応が必要です。

また、3.25サイズはタイヤ外径も大きくなるため、足つきがさらに悪化し、車体の取り回しに影響を及ぼす点にも注意しなければなりません。加えて、加速性能や燃費の低下も顕著になります。

このように、3.25サイズは装着できないわけではありませんが、それなりのカスタム前提となります。見た目重視のスタイルに仕上げたい、あるいは林道などでのオフロード性能を追求したいという方には検討の余地があるサイズですが、快適性や取り回しを重視するライダーには向かない可能性もあります。

太いタイヤに合うチューブ選び

ハンターカブ 太いタイヤに合うチューブ選び

タイヤサイズを変更する際には、それに合ったチューブを選ぶことが不可欠です。チューブが適合していないと、空気圧が安定せず、パンクのリスクが高まるなど、安全面で問題が生じる恐れがあります。

ハンターカブにおいて、3.00サイズのタイヤであれば「2.75〜3.00-17」用のチューブが最も適しています。IRCやダンロップからは、このサイズに対応した信頼性の高いチューブが販売されており、入手も比較的容易です。装着の際にはバルブ形状(TR4など)も確認しましょう。

一方で3.25サイズのタイヤになると、対応チューブの選定が難しくなります。そもそも1.6インチのリムに3.25サイズを履かせること自体が非推奨であり、市販されている3.25専用のチューブの多くは、1.85以上のリム幅を前提としています。そのため、装着する場合は「3.00-3.25」対応のチューブを流用するか、空気圧を慎重に管理して使用する必要があります。

安全性を最優先するのであれば、サイズアップと同時にチューブも専用サイズのものに交換するのが最善です。サイズが合っていないチューブを使うと、バーストや偏摩耗のリスクが高まり、最悪の場合走行中の事故につながることもあります。

カスタム派におすすめのブロックタイヤ

 

ハンターカブの個性をさらに際立たせたい方には、ブロックパターンのオフロードタイヤがおすすめです。これらのタイヤは見た目のインパクトが大きく、悪路でのトラクション性能にも優れているため、アウトドア志向のカスタムに最適です。

例えば、IRCの「GP-1」は3.00-17のサイズでリア用として高い人気があります。ブロックの高さが8mm近くあり、林道や砂利道でのグリップ力は抜群です。また、同じくIRCの「FB3」はフロント用に適しており、よりハードなオフロード仕様に仕上げたい場合に組み合わせて使うこともできます。

一方、見た目をさらにゴツくしたいなら、Shinkoの「SR244」も候補に入ります。こちらは3.00だけでなく3.25のラインナップもあり、より迫力のある外観に仕上がります。ただし、取り付け時の干渉リスクが高くなるため、事前の確認と必要に応じた調整が不可欠です。

ブロックタイヤは舗装路での静粛性や燃費性能には劣るものの、ハンターカブの冒険的なイメージには非常によく合います。オフロード性能とスタイルを両立させたい方には、一度試す価値のあるカスタムタイヤです。

タイヤ交換後の乗り心地と影響

 

タイヤを太くすると、走行時のフィーリングにもさまざまな変化が現れます。最も顕著なのは「安定感の向上」と「ハンドリングの重さ」です。接地面積が広くなることで直進安定性が増し、特に悪路や砂利道での安心感が大きく向上します。

一方で、タイヤの幅が広がることにより、車体の操作性はやや鈍くなりがちです。特に低速での小回りや取り回しの軽快さは犠牲になるため、街中を頻繁に走る方には慣れが必要です。

また、足つきが悪くなるという声も多く見られます。タイヤ外径が大きくなることで車高が上がり、シートにまたがったときに地面に足が届きにくくなるため、身長や足の長さに不安がある方は注意が必要です。

燃費面でも変化があります。タイヤが太くなると転がり抵抗が増し、同じ走行距離でもガソリンの消費量がわずかに増加します。また、車重が増えるため加速性能が低下するという報告もあり、軽快さを重視する方には不満に感じるかもしれません。

このように、太いタイヤの装着は走行の質に確かな影響を与えます。その変化がライディングの楽しさにつながるか、もしくは不便と感じるかは、使用環境とライダーの好みに大きく左右されます。自分の用途や体格に合った選択をすることが、満足のいくカスタムにつながるでしょう。

ハンターカブ タイヤ 太くする際の総まとめ

  • 純正サイズは80/90-17でリム幅1.6インチ

  • 太くするなら3.00-17が最も無難な選択

  • 3.25-17は工夫すれば装着可能だが干渉リスクが高い

  • サイズアップで走行時の安定感が増す

  • ワイルドな見た目にカスタムできる

  • ハンドリングが重くなり取り回しに影響が出る

  • 車高が上がり足つきが悪化する可能性がある

  • スピードメーター表示に誤差が出る場合がある

  • タイヤと一緒にチューブも適合サイズに交換すべき

  • フェンダーやチェーンカバーとの干渉対策が必要

  • リフトアップステーやワッシャーの活用が有効

  • ブロックタイヤはオフロード性能と見た目の強化に向く

  • リアは3.25サイズでも比較的装着しやすい傾向がある

  • 加速や燃費に影響が出ることがあるため注意が必要

  • 安全のためにも最終チェックと試走は必ず行うべき

 

タイトルとURLをコピーしました